「ありがとう」は魔法の言葉。
これまで、
親子、夫婦、義理の家族との関係が
感謝によって変わっていったお話を
お届けしてきました。
今回は第4弾。
アラフィフの美香さんの物語です。
4人の子どもを育て上げた母
美香さんはシングルマザー。
4人の子どもを育ててきました。
上の3人はすでに独立。
それぞれ同じ名護市内に住んでいます。
近くに住んでいるのに、
なかなか顔を見せに来ない。
それが、
美香さんにとって
寂しさであり、不満でした。
「同じ市内に住んでいるのに
全然帰ってこないんです」
そんな思いを抱えていました。
「子どもへの感謝」を書いてみる
僕は、美香さんに提案しました。
「子どもたちへの感謝を
ノートに書いてみてください」
しばらく沈黙。
そして、美香さんは静かに話し始めました。
「上の3人を育てるのは本当に大変でした。
やんちゃで何度も学校に呼び出されて…
正直、私は
子どもに感謝されて当たり前だと思っていました」
少し間を置いて、
「子どもに感謝するなんて、
一度も考えたことがなかったかもしれません」
そう言ってから、
ゆっくりうなずきました。
「分かりました。やってみます」
小さな変化は1か月後
美香さんはその日から、
4人の子どもたちへの感謝を
毎日ノートに書き始めました。
1日3つ。
誰にも見せないノート。
そして1か月ほど経った頃――
ぽつぽつと、
子どもたちが家に顔を出すようになりました。
最初は一人。
次にもう一人。
そしてある日、
長男がこんなことを言ったそうです。
「もっと家に顔出そうぜ。
母ちゃん寂しいだろ」
兄弟たちに声をかけてくれたのです。
それからというもの、
子どもたちが帰ってくる回数は増え、
今では成人した子どもたちと
月に何度か飲みに行くのが
楽しみになったそうです。
「今が一番いい関係かもしれません」
美香さんは笑ってそう言いました。

もう一つの変化
そして、変化は
それだけでは終わりませんでした。
長年、関係がぎくしゃくしていた
実のお父さんとの関係。
お父さんは口うるさく、
何かと細かく言ってくる人。
それが嫌で、
美香さんは実家に
あまり行かなくなっていました。
ところが――
子どもたちへの感謝を書き続ける中で、
心の向きが変わっていきました。
するとある日、
お父さんの方から
歩み寄ってくる出来事があったのです。
それをきっかけに、
実家に顔を出す回数も増え、
親子の関係も
少しずつやわらいでいきました。

感謝は、心の向きを変える
美香さんがしたことは
特別なことではありません。
ただ、
子どもたちへの感謝を
毎日書き続けただけ
それだけで、
家族の空気が変わり始めました。
感謝は、
相手を変える魔法というより
自分の心の向きを変える力
なのかもしれません。
そして、
心の向きが変わると
不思議と関係も変わっていく。
「ありがとう」は
やはり魔法の言葉。
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