先日のマルシェの「出前質問カフェ」での出来事です。
一人の女性がカードを引きました。
出た質問は、
「今、一番気になっていることは何ですか?」
その女性は即答でした。
「新しい仕事です。」
話を聴いてみると、来月から新しい保育園で働くことになったそうです。
もともと病児保育に興味があり、仕事をしながら勉強して保育士資格を取得。
将来的には病児保育に携わりたいという夢があります。
でも今は、
- 同じ職場の保育士さんとうまくやっていけるだろうか
- 今まで4~5人だった職場が20人以上になる
- 人間関係は大丈夫だろうか
- 子どもたちとうまく関われるだろうか
そんな不安でいっぱいでした。
しばらくお話を聴いたあと、僕はこんな質問をしました。
「心配なことは分かりました。では、楽しみなことは何ですか?」
すると彼女は少し驚いた表情で、
「え?」
「楽しみなこと?」
「考えたことなかったです。」
そう答えました。
そこで僕は聞いてみました。
「病児保育に興味があって、忙しい中勉強して資格を取ったんですよね?」
すると彼女は目を輝かせながら話し始めました。
「そうなんです。」
「いずれは病児保育の仕事がしたいんです。」
「そのためのステップとして、この職場を選びました。」
そこで、もう一度質問。
「では、楽しみなことは何ですか?」
すると今度は次々と言葉が出てきました。
- 保育の現場を体験できること
- 実践の中で学べること
- 保護者との関わり
- 職員同士の連携を学べること

そして最後に、
「今、楽しみを話してみてどんな気持ちですか?」
と聞くと、
彼女は笑顔でこう言いました。
「なんだか楽しくなってきました。」
そして続けて、
「あれ?最初の質問って何でしたっけ?」
「今、一番気になっていることです。」
そう伝えると、
彼女は大笑いしながら、
「あ、そうか。私、心配していたんだ。」
「でも、なんだか楽しみになってきました。」
「ありがとうございます。」
と言ってくれました。
人は不安を感じると、その不安ばかりを見てしまいます。
でも、質問を変えると見える景色が変わります。
「心配なことは何ですか?」
も大切な質問。
でも時には、
「楽しみなことは何ですか?」
という質問が、
心の向きを未来へ変えてくれることがあります。
答えは、いつもその人の中にあります。
質問は、その答えを見つけるための小さな鍵なのかもしれません。
今日のあなたに質問です。
「今、少し心配していることの中に、楽しみなことは何がありますか?」