凍っていた心を溶かした、たった一言の「ありがとう」 〜ありがとうは魔法の言葉・第3弾〜

「ありがとう」は魔法の言葉。

これまで、
父と娘の関係が変わった話、
夫婦の関係が変わった話を
お届けしてきました。

今回は第3弾。
60代のM子さんの物語です。

 

本当は行きたくないお盆

お盆の少し前、
M子さんからこんな相談がありました。

「お盆に主人の実家の手伝いに行くんですが、
本当は行きたくないんです」

理由を聞くと、
胸が締め付けられるような話でした。

M子さんは、
障害のあるお子さんを連れて再婚。

そのことで、
ご主人の親兄弟から結婚を反対され、
結婚後も冷たい態度を取られ続けてきました。

「子どもがそうなったのは
あなたの育て方が悪いから」

そんな言葉を
直接言われたこともあるそうです。

それでも、お正月やお盆になると
ご主人の実家の準備をする人がいないため、
M子さんが行って
掃除や準備をしてきました。

感謝の言葉は、
ほとんどないまま。

「どうにかして、
仲良くできる方法はないですか?」

M子さんは、
静かにそう聞きました。

 

「感謝を書いてみませんか?」

僕はこう伝えました。

「ご主人の親兄弟への感謝を
ノートに書いてみてください」

するとM子さんは、
強い口調で言いました。

「感謝なんてありません。
どうしたら感謝できると思いますか?」

当然の反応でした。

それでも、僕はこう続けました。

「例えば、
ご主人を産んでくれてありがとう。
兄弟としてご主人を大切にしてくれてありがとう。
今ではなくても、
過去の出来事に感謝できることはありませんか?」

しばらく沈黙したあと、
M子さんは言いました。

「…分かりました。やってみます」

そこから、
誰にも見せないノートに
ご主人の家族への感謝を書き始めました。

1日3つ。
毎日。

 

迎えたお盆の前日

お盆前日、
お墓掃除の日。

珍しく、
義母も一緒に来ていたそうです。

掃除が終わったあと、
義母がぽつりと口を開きました。

「M子、ありがとう。
あなたがいてくれるから
こうしてお盆や正月もちゃんとできる。
ありがとうね」

そして――
涙を流したそうです。

その話を聞いたとき、
M子さんの声も
少し震えていました。

「あんなこと、初めて言われました」

心のわだかまりが消えた瞬間

それ以来、
M子さんの中にあった
ご主人の家族へのわだかまりは
不思議なほど消えていったそうです。

特別なことはしていません。

ただ、

心の中で感謝を書き続けただけ

それだけで、
止まっていた関係が
ゆっくりと動き始めたのです。

 

そして、もう一つの奇跡

実は――

M子さんの「ありがとう」の奇跡は、
それだけでは終わりませんでした。

幼い頃に自分を捨てた
実のお母さんとの和解。

それもまた、
静かに訪れていたのです。

その話は、またいつか。


「ありがとう」は、
ただの言葉ではないのかもしれません。

心の向きを変え、
関係の流れを変え、
人生の景色まで変えていく。

そう感じる出来事を、
僕は何度も見てきました。

ありがとうは、魔法の言葉。

 

ホントです。


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