「アドバイスが思いつかない…」そんな時に役立つ、たった一つの質問

「人の相談に乗りたいけれど、

何とアドバイスしたらいいのか分からない…」

そんな経験はありませんか?

実は、無理にアドバイスをしなくても、

相手の悩みが軽くなることがあります。

その時に役立つのが、

「言葉の意味を明確にする」

という方法です。

 


先日、50代の女性(Hさん)がコーチングに来られました。

相談内容は、

「お姑さんともっと仲良くなりたいんです。」

というものでした。

 

まずは今の様子を聞いてみると、

・ケンカをしているわけではない
・関係が悪いわけでもない

ということが分かりました。

そこで僕は、こんな質問をしました。

「Hさんにとって『仲が良い』って、どんな状態ですか?」

Hさんはしばらく考えたあと、こう答えました。

「ベッタリ付き合うというより、

スープの冷めない距離がいいですね。

必要な時に連絡を取り合えるような関係が理想です。」

そこでさらに質問しました。

「それでいうと、今はどんな関係ですか?」

するとHさんは、ハッとした表情になり、

「そうか…。今がまさにその関係ですね。」

と笑顔になりました。

さらに話を聞くと、

「友達のお嫁さんがお姑さんと

よく買い物に行っているのを見て、

『あれが理想なんだ』と勝手に思い込んでいました。」

「でも、私の理想は違いました。」

「今まで通りが一番心地いいですね。」

そう話してくれました。

悩みは、解決したというより、

「思い込みに気づいた」

ことで、悩みではなくなったのです。


これは、お姑さんとの関係だけではありません。

例えば、

「もっと仕事で成功したい。」

という人がいたら、

「あなたにとって成功とは、どんな状態ですか?」

と聞いてみる。

すると、

「年収1,000万円」

と思っていた人が、

よく考えると、

「家族との時間を大切にしながら、

好きな仕事で生活できることでした。」

と気づくことがあります。


あるいは、

「自分に自信がありません。」

という人には、

「自信がある状態って、どんな状態ですか?」

と聞いてみます。

すると、

「失敗しない人」

ではなく、

「失敗してもまた挑戦できる人」

という答えが返ってくることもあります。

その瞬間、

「それなら私にも少しできているかもしれない。」

と表情が変わることがあります。


人は同じ言葉を使っていても、

その意味は一人ひとり違います。

だからこそ、

「○○って、あなたにとってどんな状態ですか?」

という質問は、とても力があります。

 

アドバイスをする前に、

その言葉の意味を一緒に確かめてみる。

それだけで、

相手が自分で答えを見つけることが少なくありません


今日の質問

あなたがよく使う言葉の中で、

一度「自分にとってそれはどんな状態?」

と問いかけてみたい言葉は何ですか?

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